『シャレード(Charade)』 曲調の異なる2つのシャレード

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映画『シャレード(Charade)』は1963年のアメリカ作品で主演はケーリー・グラント(Cary Grant)とオードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)になります。クレジット部に「MISS HEPBURN CLOTHES BY GIVENCHY」とあるようにヘップバーンが着用した衣装はジバンシー(GIVENCHY)が提供しました。

映画『シャレード』予告編 Trailer 1963.

音楽を担当したのはヘンリー・マンシーニ(Henry Mancini)でタイトル・バックのオープニングではサスペンス映画らしい曲調のインストゥルメンタルが使われています。

映画『シャレード』 original sound track 1963.

エンディングで聴くことができるコーラス・バージョンの作詞者はジョニー・マーサー(John Herndon Mercer)によるものです。

映画『シャレード』 Ending Version 1963.

ジョニー・マーサーは1930年代から活躍していた音楽家でアカデミー賞に19回もノミネートされていて4回受賞しています。1936年の映画『Rhythm on the Range(愉快なリズム)』の曲である「I’m an old Cowhand (from the Rio Grande)」を作詞・作曲し主演のビング・クロスビー(Bing Crosby)が歌って大ヒットしました。

映画『Rhythm on the Range』より「I’m an old Cowhand from the Rio Grande」original sound track 1936.

1950年代に入るとビパップやロックンロールが流行し仕事の依頼は激減していきます。しかし1961年に映画『ティファニーで朝食を(Breakfast at Tiffany’s)』でオードリー:ヘップバーンが歌う「ムーン・リバー(Moon River)」の歌詞を書いた事がきっかけになってヘンリー・マンシーニの楽曲に詞を提供するようになりました。

映画『ティファニーで朝食を』original sound track 1961.

映画『ティファニーで朝食を』より「Moon River」song by Audrey Hepburn

1962年にはジャック・レモン(Jack Lemmon)主演の映画『酒とバラの日々(Days of Wine and Roses)を担当しこの『シャレード』へと繋がります。

映画『酒とバラの日々』 original sound track 1962.

1975年には元ビートルズのポール・マッカートニー(Sir James Paul McCartney)から共作を申し込まれましたが、この時にはすでに脳腫瘍を発症していたため辞退しました。1976年6月死去、享年67歳でした。

下にある映画『シャレード』ポスターはレンタル・サイトのTUTAYAディスカスでこの作品を検索する際に間違えないよう同映画に直接移行いたします。またサイト内にある「関連動画」ではこの映画の一部が無料配信されております。ご活用ください。

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