『 友情ある説得(Friendly Persuasion)』アンソニー・パーキンスを一躍、有名男優の座に上らせた作品。

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映画『 友情ある説得(Friendly Persuasion)』はジェサミン・ウエスト(Jessamyn West)が1945年に発表した同名小説の映画化で、監督であるウィリアム・ワイラー(William Wyler)にとって初のカラー・フィルム作品になります。1956年のアメリカ作品であり、1957年のカンヌ国際映画祭パルムドール受賞作品でもあります。

映画 『 友情ある説得 』 予告編 Trailer 1956.

音楽を担当したのはディミトリ・ティオムキン(Dimitri Tiomkin)でロシア帝国領ウクライナ出身の映画音楽作曲家です。アメリカ・アカデミー賞受賞曲に1952年の映画『 真昼の決闘(High Noon)』と1954年の映画『 紅の翼(The High and the Mighty)』があります。

映画 『 友情ある説得 』 opening credits Theme Music 1945.

映画 『 真昼の決闘 』 opening credits Theme Music 1952.

映画 『 紅の翼 』 opening credits Theme Music  1954.

主演はゲーリー・クーパー(Gary Cooper)でこの作品時の年齢は55歳です。ほか1947年の映画『紳士協定(Gentleman’s Agreement)』でアカデミー助演女優賞にノミネートされたドロシー・マクガイア(Dorothy McGuire)、この映画『 友情ある説得 』によって有名俳優となったアンソニー・パーキンス(Anthony Perkins)が出演しています。

映画 『 紳士協定 』 original sound track  1947.

アンソニー・パーキンスにとってこの作品はまさに出世作であり、フランスの俳優アラン・ドロン(Alain Delon)と人気を二分するほどでした。1960年のアルフレッド・ヒッチコック(Sir Alfred Hitchcock)監督作品 『 サイコ(Psycho)』では主人公のノーマン・ベイツを演じイメージを一新させます。

映画 『 サイコ 』 予告編 Trailer 1960.

1961年の映画『 さよならをもう一度(Goodbye Again / Aimez-vous Brahms)』で第14回カンヌ国際映画祭男優賞を受賞しています。また、トニー・パーキンス(Tony Perkins)の名で「月影のなぎさ(Moon-Light Swin)』というシングル・レコードもリリースしています。作曲はベン・ワインズマン(Ben Weisman)、作詞:シルヴィア・デイ(Sylvia Dee)です。日本ではS盤アワーで大ヒットし洋楽番組で第1位になりました。

映画 『 さよならをもう一度 』 予告編  Trailer  1961.

トニー・パーキンス(Tony Perkins )月影のなぎさ( Moon-Light Swin) 1957.

なお、この映画『 友情ある説得 』の主題曲はパット・ブーン(Pat Boone)によりレコード化されています。また動画中には「ララミー牧場(Laramie)」のジョン・スミス(John Smith)を見つける事ができます。「ララミー牧場」は映画ではなく連続テレビ・ドラマの西部劇です。

『 ララミー牧場 』 opening Intro  1959.~1963.

『 友情ある説得 (Friendly Persuasion)』パット・ブーン 1956.

下にある映画『 友情ある説得 』の画像はレンタル・サイトのTSUTAYAディスカスにおける同映画に間違えないよう直接移行いたします。サイト内にはスタッフ・キャスト情報、あらすじに加えレビュー投稿も1つだけございました。ご参考にしてください。

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