『風と共に去りぬ(Gone with the Wind)』アトランタの炎の中に「スカーレット・オハラがここにいる!」

公開日:  最終更新日:2023/06/17

映画『風と共に去りぬ』(Gone with the Wind)は1939年に製作のされたアメリカ映画で戦前の作品になります。日本での初公開は第二次世界大戦が終わった13年後の1952年でした。

映画 『 風と共に去りぬ 』 予告編  Trailer  1939.

映画 『 風と共に去りぬ 』 openig credits Theme Music 1939.

音楽を担当したのはマックス・スタイナー(Max Steiner)で日本では邦題が付けられ「タラのテーマ」と言われました。

映画『風と共に去りぬ』 original sound track 1939.

撮影当初、主演のスカーレット・オハラを演じる女優が決まらずにクランク・インしたあと、1400人以上の候補者の中から90名に絞り込んでスクリーン・テストを行っていますが全員不採用になりました。

主演女優不在のまま撮影は開始され、1番最初の撮影シーンが映画自体の中盤で使われるアトランタの街の大炎上です。実際に設営したセットすべてに火を放つ、失敗ができない一発撮りでおこなわれました。

映画 『 風と共に去りぬ 』 Atlanta Scean 1939.

この撮影現場の見学者の中にヴィヴィアン・リー(Vivien Leigh )がいたのです。

映画 『 風と共に去りぬ 』 other trailer  1939.

ヴィヴィアン・リーは当時、映画と舞台俳優の両方をおこなっていましたが主軸としていたのは舞台のほうでした。マーガレット・ミッチェル(Margaret Mitchell)が書いたこの小説「Gone With the Wind」を読んでいて、スカーレット・オハラ役に抜擢される可能性を模索していました。

「主役のスカーレット・オハラを私が演じたい。」とマスコミを使って公言していますし、映画化が決定すると「スカーレット・オハラを演じる事になるからみていてください。」とさらなる公言をしています。

撮影現場の炎を見つめるヴィヴィアン・リーを見つけた監督が「スカーレット・オハラがここいるぞ!」と叫んだのは偶然ではなかったようです。

ヴィヴィアン・リー(Vivian Leigh)はこの『風と共に去りぬ』と1951年の『欲望という名の電車(A Streetcar Named Desire)』で2回、アカデミー主演女優賞を受賞しております。

  映画『欲望という名の電車』 original opening credits source 1951.

マックス・スタイナー (Max Steiner) が作曲したこの『風と共に去りぬ』のテーマ曲「タラのテーマ」は映画音楽として非常に有名ですが、アカデミー作曲賞はノミネートまででした。歌曲賞作品は『オズの魔法使(The Wizard of OZ)』の主題歌である「虹の彼方に(Over the Rainbow)」、作曲賞は『駅馬車(Stagecoach)』でした。

映画『オズの魔法使』original sound track 1939.

 映画『駅馬車』original sound track 1939.

映画『 風と共に去りぬ 』 MGMオープニング・テーマ曲とOST

メトロ・ゴールドウィン(MGM)のタイトル曲を作曲したのはアルフレッド・ニューマン(Alfred Newman)でMGMの大物プロデューサーであるデヴィッド・O・セルズニックのための曲であった。

Gone With the Wind title sequence  1939.

映画『 風と共に去りぬ 』日本語字幕付きMovie Film 1:08:07

映画『 風と共に去りぬ 』 日本語字幕付きMovie Film 1:13:38

下にある映画『風と共に去りぬ』ポスターはレンタル・サイトのTUTAYAディスカスでレンタルする時に間違えないよう同映画に直接移行いたします。サイト内にはスタッフ・キャスト情報、あらすじに加えご覧になられた方からのレビュー投稿文もございますのでご参考にしてください。

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