『 野のユリ(Lilies of the Field)』エーメン・エーメン・エーメン・エーメンエーメン

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屋根の修理さへおこなえば報酬がもらえると思っていた放浪中の若い黒人青年を修道院の院長が「思いあがってはいけない。」というたとえから新約聖書の「野のゆり生育」過程を話し聞かせた事からタイトルが『野のユリ』になっています。原作はウィリアム・エドマンド・バレット(William Edmund Barrett)が1962年に書いたLilies of the Fieldです。

映画 『 野のユリ 』 予告編 Trailer 1963.

映画 『 野のユリ(Lilies of the Field) 』は1963年のアメリカ作品で、主演のシドニー・ポワチエ(Sidney Poitier)が黒人俳優として初のアカデミー主演男優賞を受賞した作品になります。音楽を担当したのはジェリー・ゴールドスミス(Jerry Goldsmith)で曲名をArmenもしくはAmenと言います。監督はラルフ・ネルソン(Ralph Nelson)です。

主題曲になっているArmenは1948年にはAmenというタイトルで録音がされています。翌年の1949年1月にはレコード発売もされています。この原曲にジェスター・ヘアーストン(Jester Hairston)が映画『 野のユリ 』のために編曲したものがオープニング・クレジット部で使われています。

映画 『 野のユリ 』 opening original source  1963. Armen

主題歌Armenはシドニー・ポワチエ(Sidney Poitier)と修道女5人によって歌われていてゴスペルとして高く評価されています。一説には修道女役で出演しているパメラ・ブランチ(Pamela Branch)が作詞・作曲したとされていますが黒人ボーカリストのカーティス・メイフィールド(Curtis Mayfield)とジョニー・ペイト(Johnny Pate)が正しいと思われます。

映画 『 野のユリ 』 original source  1963.  Amen

シドニー・ポワチエ(Sidney Poitier)は1945年に映画出演し1955年の映画『 暴力教室(Blackboard Jungle)』では生徒役として出演しました。この映画がきっかけとなって注目されるようになります。『 暴力教室 』の主題曲は「ロック・アラウンド・ザ・クロック(Rock Around the Clock)」で作詞・作曲はジェイムズ・E・マイヤーズ(James E.Myers)とマックス・C・フリードマン(Max C.Freedman)のよる共作です。歌はビル・ヘイリー(Bill Haley)と彼のコメッツでロックン・ロールのさきがけとされています。

映画 『 暴力教室 』 Rock Around the Clock  1955.

映画 『 暴力教室 』 opening credit Theme Music  1955.

シドニー・ポワチエ(Sidney Poitier)は1958年の映画『 手錠のまゝの脱獄(The Defiant Ones) 』によってアカデミー主演男優賞にノミネートされました。主題曲はアーネスト・ゴールド(Ernest Gold)です。

映画 『手錠のまゝの脱獄 』 予告編 Trailer  1958.

映画 『手錠のまゝの脱獄 』 original opening source   1958.

1967年には映画 『 いつも心に太陽を(To Sir. with Love)』、『 夜の大捜査線(In the Heat of the Night)』、『 招かざる客(Guess Who’s Coming to Dinner)』に出演していて、どの作品においても人種差別的な要素を含んだ作品における主演になります。

映画 『 いつも心に太陽を 』 original sound tack  1967.

映画 『 夜の大捜査線 』 original opening source  1967.

映画 『 招かざる客 』 original sound track  1967.

映画 『 野のユリ 』のTUTAYAディスカスでのお取り扱いはございませんがTUTAYA-tsite.jpではレンタル・購入が可能です。ウォルト・ディズニー・ジャパンから発売されています。ご活用ください。

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