『傷だらけの栄光(Somebody up there like me)』ボクシング映画のRockyはここからはじまる。

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ボクシング、世界ミドル級王座にまで登りつめた元不良少年、ロッキー・グラシアノ(Rocky Graziano)の半生を描いた映画『傷だらけの栄光(Somebody up there like me)』は1956年のアメリカ作品です。映画では主人公のロッキー・グラシアノが当時のチャンピオン、トニー・ゼール(Tony Zale)に再挑戦し勝利するまでを描いています。

映画 『 傷だらけの栄光 』 予告編 Trailer 1956.

トニー・ゼール(Tony Zale)とロッキー・グラシアノ(Rocky Graziano)のタイトル・マッチは3回おこなわれていて、ボクシング史に残る名勝負と言われています。また1976年の映画『ロッキー(Rocky)』のタイトルもロッキー・グラシアノが由来となっています。

映画 『 傷だらけの栄光 』 original sound track  1956.

製作が決まった時点での主演はジェームズ・ディーン(James Dean)でしたが自動車事故により急逝したため不在となってしまいほとんど無名俳優であったポール・ニューマン(Paul Newman)に変わりました。ポール・ニューマンにとっては初主演作品になります。(ポール・ニューマンは1954年の映画『銀の盃(The Silver Chalice)』に出演していますが主演作ではないようです。)また、動画の前半部分の不良少年の中にスティーヴ・マックィーン(Steve McQueen)が出演していますがクレジットはありません。

映画 『 傷だらけの栄光 』 opening credit  1956.

映画 『 傷だらけの栄光 』の作詞者はサミー・カーン(Sammy Cahn)、歌はペリー・コモ(Perry Como)です。

映画 『 ロッキー 』original sound track Gonna Fry Now Bill Conti 1976.

監督はロバート・ワイズ(Robert Wise)、脚本はアーネスト・レーマン(Ernest Paul Lehman)、音楽を担当したのはブロニスラウ・ケイパー( Bronisław Kaper )で1953年の映画『リリー(Lili)』でアカデミー作曲賞を受賞しています。

映画 『 リリー 』 Hi-Lili Hi-Lo  original sound track  1953.

ブロニスラウ・ケイパー( Bronisław Kaper )はポーランドのワルシャワで生まれ、6歳からピアノを習い始めました。ドイツの映画から映画音楽をスタートさせアメリカのMGM専属作曲家になっていきます。テレビドラマである『FBIアメリカ連邦警察(The F.B.I)』のテーマ曲もブロニスラウ・ケイパーによるものです。この作品は1967年に編集され映画『FBIの敵 NO1 ( Cosa Nostra.An Arch Enemy of the F.B.I)』のタイトルで上映されています。

テレビ映画 『 FBIアメリカ連邦警察(The F.B.I)』Main Theme 1965.~1974.

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