『七年目の浮気(The Seven Year Itch)」 20世紀のセクシー・シンボル、今も愛され続けるMarilyn Monroe

公開日:  最終更新日:2020/10/05

映画『七年目の浮気(The Seven Year Itch)』は1955年のアメリカ作品でコメディー映画に属します。タイトルの読み方は「しちねんめの浮気」です。  

監督はビリー・ワイルダー(Billy Wilder)で、もともとブロードウェイ舞台劇であった作品の映画化です。

映画『 七年目の浮気 』 予告編 Trailer 1955.

原作はジョージ・アクセルロッド(George Axelrod)、主演には20世紀のセクシー・シンボルと言われているマリリン・モンロー(Marilyn Monroe)とトム・イーウェル(Tom Ewell)がキャスティングされています。ほか映画『風と共に去りぬ(Gone with the Wind)』でヴィヴィアン・リー(Vivien Leigh)演じるスカーレット・オハラ(Katie Scarlett O’hara)の妹役を演じたイヴリン・キース(Evelyn Keyes)が出演しています。

映画 『 風と共に去りぬ 』 タラのテーマ original sound track 1939.

ブロードウェイ舞台時から主演男優はトム・イーウェルで映画でも引き続き主演となりました。トム・イーウェルは舞台やテレビで活躍した俳優で映画出演数は少なくおそらく8作品になります。この映画『 七年目の浮気 』によりゴールデン・グローブ賞、主演男優賞を獲得しています。1974年の映画『華麗なるギャッビー(The Great Gatsby)』ではロバート・レッドフォード(Charles Robert Redford Jr.)と共演することになります。

映画 『 華麗なるギャッビー 』 original sound track 1974.

映画『七年目の浮気(The Seven Year Itch)』の音楽を担当したのはアルフレッド・ニューマン(Alfred Newman)になります。

映画 『 七年目の浮気 』 Main Theme 1955.

映画 『 七年目の浮気 』 The Tomatoe Upstairs 1955.

映画 『 七年目の浮気 』 Dinner and a Movie 1955.

映画 『 七年目の浮気 』 The Kiss 1955.

この映画『七年目の浮気』のワンシーンであるマリリン・モンローが地下鉄の通気口に立って白いスカートが浮き上がる映像はロケーションで撮影したものではありません。あまりにも雑音が多く入ってしまい使用できませんでした。

映画 『 七年目の浮気 』 Down the Stairs 1955.

今、見ることができるスチール写真の画像はあとから合成されて作られていて実際の映画内の動画とは異なります。使われなかったロケーション・フィルムは今も行方不明のままです。

映画 『 七年目の浮気 』 What a Girl Really Wants 1955.

劇中ではセルゲイ・ヴァシリエヴィッチ・ラフマニノフ作曲ピアノ協奏曲第2番モデラート(Moderato)も浮気をしている幻想シーンで使われています。

映画 『 七年目の浮気 』 Leaving for the Country 1955.

1950年代当時、「不倫」「浮気」を題材にした映画を制作することには大きな反発がありこの映画『七年目の浮気』もヘイズ・コード(映画製作倫理規定)によってカットされてしまったパートが多くあります。また製作の準備段階ではこの作品はモノラル・フィルムで撮影される予定でしたがマリリン・モンローの出演条件に「カラー・フィルム製作に限る」という一文がありカラー作品になりました。

下にある映画『七年目の浮気』ポスターはレンタル・サイトのTUTAYAディスカスでこの作品を検索する際に間違えないよう同作品に直接移行いたします。またサイト内には『あらすじ』及び作品情報。スタッフ・キャスト情報が閲覧できます。ユーザー・レビューの募集もおこなっております。ご活用ください。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Translate »
PAGE TOP ↑