『 白銀は招くよ~ザイラーと12人の娘たち ~(Zwölf Mädchen und ein Mann)』

公開日: 

映画『 白銀は招くよ~ザイラーと12人の娘たち~(Zwölf Mädchen und ein Mann)』は1959年の旧、西ドイツ作品です。主題歌は Ich bin der glücklichste Mensch auf der Welt で、邦題も同じく「白銀は招くよ」というタイトルでレコード化されヒットしました。直訳すると「私は世界で1番幸せ者」という意味になるそうです。

映画『 白銀は招くよ~ザイラーと12人の娘たち~ 』 opening credits Theme Music 1959.

作詞はウィリー・デーメル(Willy Dehmel)、作曲はフランツ・グローテ(Franz Grothe)、歌っているのは主演のトニー・ザイラー(Anton”Toni” Sailer)です。

主演のトニー・ザイラー(Toni Sailer)は1956年のイタリアのコルチナ・ダンペッツオ・オリンピックでアルペンスキー競技の回転、大回転、滑降、3種目において金メダルを獲得する偉業を達成したスキー選手でした。この時の冬季オリンピックは第7回目にあたり、初のオリンピック・ライブ中継がされた記念すべき開催になります。

記録動画「 TBS / スパークル トニー・ザイラー ブーム起る 」 1957.04.21 

1957年に映画出演した事を理由にアマチュアのスキーヤーと認められず、オリンピック出場権利を失くしてしまうと即、引退して俳優、歌手へと転向します。1959年の日本映画、松竹製作である『 銀嶺の王者 』という作品に出演しています。1959年には加山雄三主演作品シリーズ『 アルプスの若大将 』にも出演していて日本来日数が多く、滞在期間も非常に長い人でした。当時の記録を観ると人柄の良さに加え、忍耐強い性格だったと記されています。(映画の友 1960年2月号 小森和子女史担当 トニー・ザイラーはなぜ万民に愛されるか P63)2009年に脳腫瘍のため死去、73歳でした。

映画『 銀嶺の王者 』 1960. 14:38

映画『 白銀は招くよ 』はDVD化はされましたが、製造は中止されているらしくレンタル・サイトであるTSUTAYAディスカスではお取り扱いがございません。下にある画像は映画専門サイトのallcinemaにおける同作品へ直接、移行いたします。スタッフ・キャスト情報、あらすじに加えレビュー投稿文もございますのでご活用ください。

シェアありがとうございます

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket

Your Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Translate »
PAGE TOP ↑