『さらば美しき人(Addio Fratello Crudele / Good-Bye Cruel Brother)』 許されぬ兄妹の禁断愛の悲劇的終末

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映画『さらば美しき人(Addio Fratello Crudele / Good-Bye Cruel Brother)』は1971年のイタリア作品になります。許されることのない兄妹の禁断の愛と悲劇的な結末を描いた映画です。原作は戯曲家であるジョン・フォード(John Ford)の「あわれ彼女は娼婦(’Tis Pity She’s a Whore)」で映画タイトルを直訳すると「さよなら、惨いお兄さま」になります。

映画 『さらば美しい人(Good-Bye Cruel Brother)』 original source 1971.

音楽を担当したのはイタリアを代表する作曲家エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)です。動画全編を通して白っぽく空を描写していてエンニオ・モリコーネの哀愁ある音楽が流れるように使われています。

監督はジュゼッペ・パトローニ・グリッフィ(Giuseppe Patroni Griffi)、撮影はヴィットリオ・ストラーロ(Vittorio Storaro)です。ダリオ・アルジェント(Dario Argento)が最初に監督した作品である1970年の映画『歓びの毒牙(L’uccello dalle piume di cristallo / The Bird with The Crystal Plumage)』という作品でも撮影を担当していて、音楽を担当したのもエンニオ・モリコーネです。

映画 『 歓びの毒牙(L’uccello dalle piume di cristallo / The Bird with The Crystal Plumage)』 original sound track 1970.

映画『さらば美しき人(Addio Fratello Crudele / Good-Bye Cruel Brother)』の主演には兄役にオリヴァー・トビアス(Oliver Tobias)、美しく成長した妹にはシャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)を配しています。人間がおのれの愛に対し忠実に生きることで無残な混乱を生み出し孤立していく悲劇を描いています。この作品の特徴的なところは前半部の愛情描写と後半部の怒涛の展開部の描き方、フィルム色が大きく異なっているところです。

シャーロット・ランプリング(Charlotte Rampling)は1973年の映画『愛の嵐(Il Portiere di notte / The Night Porter)』、1982年の映画『評決(The Verdict)』などに出演していてアメリカ・ヨーロッパで活躍している国際的な女優です。

映画 『愛の嵐(Il Portiere di notte / The Night Porter)』 original sound track 1973.

映画『評決(The Verdict)』original sound track 1982.

映画 『さらば美しい人』はTUTAYA ディスカスではお取扱いがございません。

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