『個人教授(La Lecon particuliere)』 青い恋のさきがけ

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映画『個人教授(La Lecon particuliere)』は直訳すると「特別な授業」という意味で1968年のフランス映画になります。高校生の青年が年上女性に恋をするストーリーのさきがけとなった作品です。

主演の男子高校生には初主演のルノー・ヴェルレー(Renaud Verley)、年上女性の魅力を充分に演じきったナタリー・ドロン(Nathalie Delon)が共演になります。今ではよくあるラヴ・ストーリーですがこの作品以前にはない物語をフランシス・レイ(Francis Lai)の楽曲に合わせて構成されています。

映画『個人教授』original sound track 1968.

ナタリー・ドロンは1964年のフランス映画『黒いチューリップ(La Tulipe Noire)』でアラン・ドロン(Alain Delon)と出会い結婚しました。本名はフランシーヌ・カノヴァといいます。モロッコ出身の女優でこの『個人教授』で女優の地位を確立しました。

映画『黒いチューリップ』original sound track 1964.

この映画『個人教授』の主題曲名は「愛のレッスン(Where Did Our  Summers Go)」といい、歌っているのはニコール・クロワジール(Nicole Croisille)です。

映画『個人教授』よりWhere did our summers go   original sound track

ニコール・クロワジールはフランスを代表する女性歌手であり1966年の映画『男と女(Un homme et une femme)』や1968年の『白い恋人たち(13 Jours en France)』で歌声を聴くことができます。

映画『男と女』original sound track 1966.

映画『白い恋人たち』original sound track 1968.

1981年には映画『愛と哀しみのボレロ(Les Uns et les Autres)』に出演し主題歌となったLes Uns et Les Autresを歌っています。映画出演はこの作品のみです。

映画『愛と哀しみのボレロ』よりLes uns et Les Autres

この映画で主演したルノー・ヴェルレーが役どころを若い医師に変え製作されたのが1970年の映画『さらば夏の日(Du Soleil Plein les Yeux)』になります。監督、脚本、撮影、音楽のスタッフはまったく同じですのでスランシス・レイの楽曲になります。

映画『さらば夏の日』original sound track 1970.

現在、この映画『個人教授』のレンタルはTUTAYAディスカスではございません。

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