『女相続人(The Heiress)』 東京生まれのアカデミー主演女優 オリヴィア・デ・ハヴィランド

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映画『女相続人(The Heiress)』は1949年のアメリカ作品で主演女優のオリヴィア・デ・ハヴィランド(Dame Olivia De Havilland)はまだ東京府であった時代の東京生まれのアカデミー主演女優になりました。

映画『女相続人』予告編 Trailer 1949.

小説「ワシントン広場」を原作とした1947年のブロードウェイ舞台の映画化で、第22回アカデミー賞において8部門にノミネートされ音楽賞と主演女優賞に輝きました。音楽を担当したのはアーロン・コープランド(Aaron Copland)で曲名を「愛の喜び(Plaisir d’amour)」といいます。エルビス・プレスリー(Elvis Presley)がのちの「好きにならずにいられない(Can’t Help Falling In Love)」という曲名でヒットさせた楽曲と原曲は同じです。

映画『女相続人』original sound track 1949.

作曲者はドイツ出身でフランス作曲者となっているジョバンニ・パウロ・マルティーニ(Giovanni Paolo Martini/Jean Paul Egide Martini)です。もともと歌詞もあり内容は愛を語るものではなく「愛とは長くは続かないもの」と歌われています。映画中では歌詞は使われていません。

映画『女相続人』original source 1949.

オリヴィア・デ・ハヴィランドは名画『風と共に去りぬ(Gone With the Wind)1939.』でメラニー・ハミルトン役を演じ、アカデミー助演女優賞にノミネートされましたが、受賞者は同映画でスカーレット・オハラの召使役を演じた黒人女優のハティ・マクダニエル(Hattie McDaniel)でした。黒人初のオスカー受賞者です。しかし、『風と共に去りぬ』に出演したことでオリヴィア・デ・ハヴィランドの評価は大きく変わり1946年の映画『遥かなる我が子(To Each His Own)』に主演し、初のアカデミー主演女優賞を獲得し、今回の映画『女相続人』が2回目の受賞作になりました。

映画『遥かなる我が子』original sound track 1946.

この映画の音楽を担当したのはヴィクター・ヤング(Victor Young)になります。また、妹であるジョーン・フォンテイン(Joan Fontaine)も姉と同じく東京府の生まれで、1941年のアルフレッド・ヒッチコック監督映画『断崖(Suspicion)』で主演女優賞を受賞していて兄弟、姉妹でアカデミー主演賞受賞者はこの姉妹以外いません。

映画『断崖』original sound track 1941.

作曲者はフランツ・ワックスマン(Franz Waxman)です。

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