『いつも心に太陽を(To Sir,with Love)』 黒人の先生へ、愛情をこめて

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映画『いつも心に太陽を(To Sir,with Love)』は1967年公開のイギリス作品で撮影はすべてロンドンで行われました。白人の学生ばかりの教室に黒人の教師が赴任してくる学園ドラマタッチの内容で、教師役をシドニー・ポアチエ(Sidney Poitier)が演じ、女子生徒役(役名:バーバラ)で出演しているイギリスの歌手ルル(Lulu)が主題歌「いつも心に太陽を(To sir,with Love)」を歌い、ビルボード誌年間チャート1位に輝きました。

映画『いつも心に太陽を』予告編 Trailer 1967年

「To sir,with Love」の作詞者はドン・ブラック(Don Black)、作曲者はマーク・ロンドン(Mark London)で、映画に使用された音源とレコード化され大ヒットしたものとは編曲が異なります。映画で聴くことができるものはロック調であり、レコード化したものはバラード調になっています。

映画『いつも心に太陽を』original source 1967年

映画『いつも心に太陽を』original sound track 1967年

主題曲を歌ったルルは本名をLulu Kennedy-Cairneといい歌手としての知名度はありましたがこの映画『いつも心に太陽を』が初出演となります。1974年の映画『007 黄金銃を持つ男(The Man with the Golden Gun)』の主題歌を歌っているのもルルです。作曲者はジョン・バリー(John Barry)になります。

映画『007 黄金銃を持つ男』original sound track 1974年

シドニー・ポアチエは1963年の映画『野のユリ(Lilies of the Field)』に主演し黒人初となるアカデミー主演男優賞を獲得しました。当時を振り返って「MGMのスタジオに黒人は私ひとりだけでした。」と言っています。この映画は製作当時のアメリカでは決して創ることができなかった作品であると評価されています。

映画『野のユリ』original sound track 1963年

現在TUTAYAディスカスでは映画『いつも心に太陽を』のレンタルはございませんでした。

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