『ある愛の詩(Love Story)』愛とは決して後悔しないこと
1970年の映画『ある愛の詩(Love Story)』は大学教授であるエリック・シーガル(Erich Wolf Segal)の小説を映画化したものですが実は映画のほうが先に完成しており、小説の内容を映画に合わせる「メディア・ミックス」方式のさきがけ的作品です。
映画 『 ある愛の詩 』 opening & ending credits Theme Music 1970.
音楽を担当したのはフランス人のフランシス・レイ(Francis Lai)でアメリカ映画に曲を提供したのはこの映画が初めてになります。
映画『ある愛の詩』original sound track フランシス・レイ
この『Love Story』で1970年アカデミー作曲賞を受賞しています。多数の映画主題曲を作曲しておりますが、この映画以外の受賞はありません。映画の内容にぴったりの創作力は才能としか言いようがありません。
フランス映画『さらば夏の日』original sound track 1970年
1970年当時のアメリカはベトナム戦争で傷つき疲弊した若者たちが「戦うことの無意味さ」を実感し純愛というものを求めていた背景があります。
映画 『 ある愛の詩 』 より Snow Frolic 1970.
映画『ある愛の詩』予告編 Trailer 1970.
“Love means never having to say you’re sorry”
本編の台詞は中学校の英語教科書でも使われました。
映画 『 ある愛の詩 』を監督したのはアーサー・ヒラー(Arthur Hiller)、主演はライアン・オニール(Ryan O’Neal)とアリ・マッグロー(Ali MacGraw)です。アリ・マッグローは1972年の映画『 ゲッタウェイ(The Getaway)』にも出演しています。
映画 『 ゲッタウェイ 』 予告編 Trailer 1970.
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