『レイジング・ブル(Raging Bull)』 デニーロ・アプローチの最高傑作

公開日:  最終更新日:2020/06/21

実在のプロ・ボクサー、ジェイク・ラモッタ(Jake LaMotta)の自伝を映画化した1980年のアメリカ作品で、ラモッタのニック・ネームであったブロンクス・ブルまたはレイジング・ブル(Rahing Bull)からタイトルがつけられました。直訳すると「猛牛」になります。元ミドル級チャンピオンまで昇りつめたボクサーです。

映画『レイジング・ブル』 予告編 Trailer 1980.

監督は映画『タクシードライバー(Taxi Driver)』と同じマーティン・スコセッシ(Martin Charles Scorsese)です。1980年、ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)から本作品の映画化をもちかけられ製作が始まりました。1980年代におけるアメリカ映画の最高傑作と評されています。

映画『レイジング・ブル』 original sound track 1980.

音楽を担当したのはレス・ラザロビッツ(Les Lazarowitz)で印象に強く残るオープニング・テーマ曲はピエトロ・マスカーニ作曲(Pietro Mascagni)の「カヴァレリア・ルスティカーナ間奏曲(Cavalleria Rusticana)」になります。

若手監督として交友のあったブライアン・デ・パルマ(Brian De Palma)からロバート・デ・ニーロを紹介されたマーティン・スコセッシ監督は1975年、映画『タクシードライバー』を制作します。(公開は1976年2月)
アメリカン・ニュー・シネマの最高傑作とされ翌年のアカデミー作品賞では最有力候補になりました。

映画『タクシードライバー』 original sound track 1976.

1976年の第49回アカデミー作品賞を受賞したのは11月に公開された映画『ロッキー(Rocky)』でした。これによりアメリカン・ニュー・シネマの時代が終焉しました。

映画『ロッキー』 original sound track 1976.

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