『 暴力脱獄(Cool Hand Luke)』What we’ve got here is Failure to communicate.

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What we’ve got here is Failure to communicate. 日本語では「我々の意志の疎通が欠けていたようだ。」となります。2005年にアメリカでアンケート調査された名セリフ・ベスト100の第11位にランキングされているほど有名な言葉です。このセリフがエンディングに繋がっていく映画『 暴力脱獄(Cool Hand Luke)』は1967年のアメリカ作品で、泥酔してパーキング・メーターを壊してしまう主人公ルーカス・ジャクソンの反骨精神、体制への反発を描いた作品です。

映画 『 暴力脱獄 (Cool Hand Luke)』 予告編 Trailer  1967.

監督はスチュアート・ローゼンバーグ(Stuart Rosenberg)、原作はドン・ピアース(Donn Pearce)が1965年に発表した小説 Cool Hand Luke です。原作に沿った内容で映画化されていますが、主人公のルークだけが「ごく普通の男」から「神格化された男」へと変更されています。ドン・ピアース自身が実際に獄中生活の経験があること、またフロリダの刑務所で収監中にルークという囚人に会っているそうです。

映画 『 暴力脱獄(Cool Hand Luke)』 original sound track 1967.

音楽を担当したのはアルゼンチン出身の音楽家ラロ・シフリン(Lalo Schifrin)で、1966年から1973年までテレビ放映されていた『スパイ大作戦(Mission : Impossible)』や1973年に公開されたブルース・リー(Bruce Lee)主演作『 燃えよドラゴン(Enter The Dragon)』の作曲者としても有名です。この映画『 暴力脱獄(Cool Hand Luke)』ではアカデミー賞作曲賞にノミネートされました。

テレビ・ドラマ『 スパイ大作戦(Mission : Impossible)』 opening credits Theme Music 1966.

映画 『 燃えよドラゴン 』 original sound track  1973.

主人公のルーク・ジャクソンあるいはルーカス・ジャクソンを演じたのはポール・ニューマン(Paul Newman)で、この2人の人物像が良く似ていて重なり合います。ベトナム戦争に対する反戦運動や麻薬撲滅運動、食品会社を立ち上げ、得られた利益を貧困救済に寄付したポール・ニューマンはこの作品の主人公のようです。マーロン・ブランド(Marlon Brando)、ジェームズ・ディーン(James Dean)に遅れを取り、比較されながらも成功をつかみ取った俳優でした。

映画 『 暴力脱獄(Cool Hand Luke)』Plastic Jesus 1967.

挿入歌であるプラスティック・ジーザス( Plastic Jesus )でバンジョーを弾きながら歌っているのはポール・ニューマン自身で、撮影のために繰り返し練習をしたそうです。このPlastic Jesusの作詞、作曲者はジョージ・クロマティー(George Cromarty)とエド・ラッシュ(Ed Rush)です。

下のある映画『 暴力脱獄 』の画像はレンタル・サイトのTSUTAYAディスカスにおける同作品に直接移行いたします。サイト内にはスタッフ・キャスト情報 あらすじ レビュー投稿もございますので参考になると思います。ご活用ください。

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