『じゃじゃ馬ならし(The Taming of the Shrew / La Bisbetica domata)』 古典、宗教に愛情を持ち込んだフランコ・ゼフィレッリ監督作品

公開日:  最終更新日:2020/12/08

映画『じゃじゃ馬ならし(The Taming of the Shrew / La Bisbetica domata)』は1967年公開のアメリカ・イタリア合作作品で舞台監督であったフランコ・ゼフィレッリの初映画監督作品になります。原作はウィリアム・シェークスピア(William Shakespeare)で中世のヨーロッパを舞台にしたロマンティック・コメディに仕上げています。

映画 『じゃじゃ馬ならし 』 予告編 Trailer 1967.

映画 『 じゃじゃ馬ならし 』 original sound track  Nino Rota  1967.

監督であるフランコ・ゼフィレッリ(Franco Zeffirelli)は古典をベースにした青春映画で知名度を上げていきました。1968年の映画『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』ではほとんど無名の10歳代であったレナード・ホワイティング(Leonard Whiting)とオリビア・ハッセー(Olivia Hussey)を抜擢し話題となりました。

映画 『ロミオとジュリエット』 original sound track 1968.

1972年の映画『ブラザー・サン・シスター・ムーン(Brother Sun Sister Moon / Fratello sole , sorella luna)』の監督も フランコ・ゼフィレッリ(Franco Zeffirelli )でありアッシジのフランチェスコの半生を描いた青春映画に仕上げています。

映画 『ブラザー・サン・シスター・ムーン(Brother Sun Sister Moon / Fratello sole , sorella luna)』 1972.

映画 『ブラザー・サン・シスター・ムーン(Brother Sun Sister Moon / Fratello sole , sorella luna)』Italy Version 1972.

主演はエリザベス・テイラー(Dame Elizabeth Rosemond Taylor)とリチャード・バートン(Richard Burton)で1963年の映画『クレオパトラ(Cleopatra)』の共演がきっかけとなり夫婦となります。この映画『じゃじゃ馬ならし』は夫婦共演の4作品目にあたります。

映画 『 じゃじゃ馬ならし 』 original sound track 1967.

映画 『クレオパトラ 』 original sound track 1963.

エリザベス・テイラー(Dame Elizabeth Rosemond Taylor)、リチャード・バートン(Richard Burton)ともに既婚者でしたが離婚を成立させて夫婦となりました。しかし、この映画『じゃじゃ馬ならし(The Taming of the Shrew)』完成前後を機にリチャード・バートンはアルコール依存症を患い離婚、1984年、58歳で亡くなりました。

音楽を担当したのはイタリアを代表する作曲家ニーノ・ロータ(Nino Rota)です。自身の言葉を借りると「映画音楽は趣味でおこなっているだけ」だそうです。フェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督作品に多くの曲を提供していて1954年の映画『道(La Strada)』に提供された楽曲は現在でもイタリア人にとって国歌についで大切にされています。

映画 『道(La Strada)』 original sound track 1954.

映画 『道(La Strada)』Geisomina original sound track 1954.

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