『第十七捕虜収容所(Stalag 17)』ジョニーが凱旋する時 When Johnny Comes Marcing Home

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映画『第十七捕虜収容所(Stalag 17)』はブロードウェイ舞台劇であったものを1953年に映画化したアメリカ作品になります。原作はドナルド・ビーヴァン(Donald Bevan)とエドマンド・トルチンスキー(Edmund Trczinski)の共作です。監督はビリー・ワイルダー(Billy Wilder)、音楽を担当したのはフランツ・ワックスマン(Franz Waxman)です。

映画 『 第十七捕虜収容所 』 予告編 Trailer 1953.

映画の主題曲、および挿入歌として使われた「ジョニーが凱旋する時(When Johnny Comes Marcing Home)」はアイルランドの古い民謡でパトリック・ギルモア(Patrick Sarsfield Gilmore)が南北戦争時の北軍帰還兵を迎えるときに歌われるよう反戦的な歌詞をつけています。

映画 『第十七捕虜収容所』opening theme original sound track

この曲は『風と共に去りぬ(Gone With the Wind)』『西部開拓史(How the West was Won)』『博士の異常な愛情(Dr,Strangelove)』のなかでも聴くことができます。

映画 『第十七捕虜収容所』When Johnny comes Marching Home 1953.

主演はウィリアム・ホールデン(William Holden)でアイドル的な俳優と評価されていましたがビリー・ワイルダー(Billy Wilder)が1950年に監督した『サンセット大通り(Sunset Boulevard)』でアカデミー主演男優賞にノミネートされ以降、演技派へと変貌していきます。

映画 『サンセット大通り』 original sound track 1950.

この映画『第十七捕虜収容所』でアカデミー主演男優賞を受賞、1954年にはジョン・フォード(John Ford)監督の映画『喝采(The Country Girl)』と『麗しのサブリナ(Sabrina)』に出演し、1955年の映画『ピクニック(Picnic)』と『慕情(Love is a Many-Splendored Thing)』では主演を務めます。

映画 『 喝采 』 original sound track 1954.

映画 『 麗しのサブリナ 』 original sound track 1954.

映画 『ピクニック 』 original sound track 1955.

映画 『 慕情 』 original sound track 1955.

1957年にはデビット・リーン監督の映画『戦場にかける橋(The Bridge on the River Kwai)』で主演、さらに1959年には再びジョン・フォード監督の映画『騎馬隊(The Horse Soldiers)』に主演します。

映画 『 戦場にかける橋 』original sound track 1957.

映画 『 騎馬隊 』 original sound track 1959.

ウィリアム・ホールデン(William Holden)は1950年代、興行的に最も信頼できる男優と称されていて1970年代まで第1線で活躍を続けましたが、アルコール依存症のため自宅で失血死しました。63歳の生涯でした。

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