『ミスター・グッドバーを探して(Looking for Mr.Googbar)』 使用されたディスコ・サウンドの権利が複雑で現在、観る事が難しい作品
1973年にアメリカ、ニューヨーク、マンハッタンで実際におこった「ロズアン・ケイン殺人事件」を映画化した『ミスター・グッドバーを探して(Looking for Mr.Goodbar)』です。1977年のアメリカ作品です。映画の中の舞台であるMr. Goodbarは店名ですが、Mrは男性敬称、Goodは良質、Barは棒を意味していて「男性器を探して」というタイトルになります。
映「ミスター・グッドバーを探して」Don’t Ask To Stay Until Tomorrow Marlena Shaw
映「ミスター・グッドバーを探して」No deposit.No return Marlena Shaw
映画 『 ミスター・グッドバーを探して 』 予告編 Trailer 1977.
日中は美しい聾唖学校の女性教師がコンプレックスから毎晩、男性を求めアルコールと麻薬に溺れていく2面性を描いた作品です。原作者のジュディス・ロスナー(Judith Rossner)は女性ルポライターで、この事件を取材し原稿も書き上げましたが、殺人事件の裁判に影響を与えるという理由から雑誌掲載が中止され長編小説に書き直しました。
映画 『 ミスター・グッドバーを探して 』 original sound track 1977.
監督と脚本を担当したのはリチャード・ブルックス(Richard Brooks)、主演はダイアン・キートン(Diane Keaton)で、1978年のゴールデン・グローブ賞ではこの作品とウディー・アレン(Woody Allen)監督の映画『アニー・ホール(Annie Hall)』の2作品でノミネートされました。(主演女優賞は「アニー・ホール」で受賞しました。)
映画 『 アニー・ホール 』 予告編 Trailer 1977.
映画 『ミスター・グッドバーを探して(Looking for Mr.Goodbar)』の音楽を担当したのはアーティ・ケイン(Artie Kane)という作曲家で主題歌 Don’t Ask to Say Until Tomorrowのみを作曲しています。作曲家より指揮者としてのクレジットのほうが有名なようです。歌っている歌手はマリーナ・ショー(Marlena Shaw)です。
映画 『ミスター・グッドバーを探して』 Don’t Leave Me This Way
映画 『ミスター・グッドバーを探して』はVHSビデオ化はされましたがDVD、Blue-Rayとしての製作、販売はありません。またCDによるオリジナル・サウンド・トラック盤も発売期間が短く流通がほとんどありません。映画内で使用された楽曲が1970年代に活躍していた歌手ばかりであり,個々の契約が複雑になってしまい再販売できない状態です。
映画 『ミスター・グッドバーを探して』 Donna Summer / Prelude to Love and Could it be Magic
映画 『ミスター・グッドバーを探して』Diana Ross / Love Hangover
映画 『ミスター・グッドバーを探して』は本文にも書きましたが権利が複雑化していてDVD、Blue-Rayでの商品化はされていません。ですがTUTAYA-Movieサイトでキャスト・スタッフ情報、あらすじやレビューを閲覧できます。下の画像にリンクされております。ご活用ください。
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