『プリティ・ウーマン（Pretty Woman）』 The Big Oを復活させた名画

映画『プリティ・ウーマン（Pretty Woman）』は1990年のアメリカ作品でリチャード・ギア（Richard Tiffany Gere）とジュリア・ロバーツ（Julia Fiona Roberts）の共演になります。1956年からブロードウェイで公演され、のちに映画化された『マイ・フェア・レディ』の現代版的要素を取り入れた作品です。

映画『プリティ・ウーマン』 予告編　Trailer 1990.

主題曲と使われたのはロイ・オービソン（Roy Kelton Orbison）が1964年に発表した「Oh! Pretty Woman」で当時の全米、全英チャート1位を獲得した楽曲です。

映画『プリティ・ウーマン』 original sound track 1990.

ロイ・オービソンは愛称をThe Big Oとされていて、この「Oh! Pretty Woman」が1982年にヴァン・ヘイレンによってカヴァーされリバイバル・ヒットしたこと、さらに映画化によって三度ヒットしたことから音楽著作権使用料で最も収益を得た曲の第9位にランキングされています。映画で使われた曲はロイ・オービソンのオリジナル・テイクになります。

彼自身は1966年に奥様を交通事故で亡くされ、さらに1968年には火災で息子さん2人を亡くすなど不幸が重なり、再起を賭けた1988年に心筋梗塞により突然死してしまいました。52歳でした。

主演女優のジュリア・ロバーツは1988年に映画界にデビューすると翌年には映画『マグノリアの花たち（Steel Magnollias）』に出演しゴールデン・グローブ賞で助演女優賞を獲得、アカデミー賞にもノミネートされました。

映画『マグノリアの花たち』opening theme original sound track 1989.

映画 『マグノリアの花たち』 ending theme  original sound track 1989.

この『プリティ・ウーマン』ではゴールデン・グローブ賞で主演女優賞を獲得、アカデミー賞にも2年連続でノミネートされ名声を手に入れることになります。（1991年のアカデミー主演女優賞獲得者はキャシー・ベイツ（Kathy Bates)です。）

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