『雨に唄えば（Singin’ in the Rain）』静かな映画館に笑いあふれるミュージカル

『雨に唄えば』（Singin’ in the Rain）は1952年公開のアメリカ・ミュージカル映画で、ミュージカル作品では史上最高傑作に現在でも位置付けられています。

映画 『 雨に唄えば 』 opening credits  Theme Music  1952.

アメリカ映画協会（AFI）ミュージカル映画ベストの第1位。（2006年発表 第2位はWest Side Story 第3位はThe Wizard of Oz 第4位がThe Sound of Musicです。）

アメリカ映画ベスト100では第5位。（第1位はCitizen Kane 第2位はThe Godfather 第3位はCasablanca）

アメリカ映画主題歌ベスト100では第3位にランキングされた実績があります。（第1位は虹の彼方に、第2位はAs Time goes bye 第4位がMoon River）

この曲は元々、ポピュラーソングで映画の為の書き下ろされたものではありません。またいろいろな映画に使用されている曲ですので主題曲部門の第3位は映画『雨に唄えば』だけでの功績ではありません。映画『時計仕掛けのオレンジ（1971年）』でも使われております。

映画で初めて使われた作品は1929年、MGMが製作した『 ハリウッド・レヴュー（The Hollywood Revue of 1929）』というオール・スター・キャスト作品でした。

映画 『 ハリウッド・レヴュー 』 Singin’ in the Rain 1929.

映画 『 雨に唄えば 』 original sound track  1952.

作曲：ナシオ・ハーブ・ブラウン (Nacio Herb Brown)　　

作詞：アーサー・フリード（Arthur Freed）

『雨に唄えば』本編にも登場しますがトーキー初の映画『ジャズ・シンガー』の公開が1927年10月6日ですから、無声映画からトーキーへの変遷期に活躍した俳優たちにとって記念すべき作品であった事でしょう。

『雨に唄えば』は制作時にオープニングにもエンド・ロールにもクレジットを入れ忘れていて著作権明記がないパブリック・ドメインです。