『サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)』 ディスコ・ブームのフィーバー・ミュージック Bee Gees
映画『サタデー・ナイト・フィーバー(Saturday Night Fever)』は1977年のアメリカ作品でディスコ・ブームの頂点を極めた映画になります。監督のジョン・バタム(John MacDonald Badham)は輝く街マンハッタンと労働者階級の街であるブルックリンを劇中で対比させています。1970年代当時のアメリカにおける格差社会を表現しています。主演はジョン・トラボルタ(John Travolta)になります。
映画 『サタデー・ナイト・フィーバー』 予告編 Trailer 1977.
ディスコ発祥の地はフランスであり正式にはディスコ・テークといいます。1975年、ベトナム戦争が終結すると反戦歌やフォーク・ソングに代わってアメリカでは光、輝くものを求める時代に入っていきました。この時代背景と重なって爆発的なヒットを記録したのがこの映画『サタデー・ナイト・フィーバー』になります。
映画『サタデー・ナイト・フィーバー』 より How Deep is Your Love 1977.
映画『サタデー・ナイト・フィーバー』 より Stayin’ Alive 1977.
映画 『サタデー・ナイト・フィーバー』 より Night Fever 1977.
「オーストラリアのビートルズ」といわれていたビー・ジーズ(Bee Gees)がディスコ・サウンドを手掛け上記の3曲が全米チャート1位になりました。またイヴォンヌ・エリマン(Yvonne Elliman)の歌ったIf I Can’t Have Youも1位になりました。
映画 『サタデー・ナイト・フィーバー』 より If I Can’t Have You 1977.
映画 『サタデー・ナイト・フィーバー』 より More Than a Woman 1977.
ビー・ジーズ(Bee Gees)は1963年にオーストラリアでデビューし1967年の「ニューヨーク炭鉱の悲劇(New York Mining Disaster 1941.)という曲で本格的な世界デビューをします。1969年のアルバム「オデッサ(Odessa)」から唯一のシングル盤レコード発売された「若葉のころ(First of May) 」がある程度のヒット作品となり1971年のイギリス映画『小さな恋のメロディ(Melody)』に使われました。
映画 『小さな恋のメロディ』 より First of May 1971.
この映画に挿入曲として使用されている『メロディ・フェア(Melody Fair)』はシングル・レコード発売されておりません。またこの映画のオリジナル・サウンド・トラック盤が製作されたのは日本だけです。
映画 『小さな恋のメロディ』 より Melody Fair 1971.
1980年代から始まった映画音楽と、その時期にヒットしていたロックやポップスを融合させるきっかけとなった映画が『サタデー・ナイト・フィーバー』でした。この後に公開される1983年の映画『フラッシュダンス(Flashdance)』や1984年の「フットルース(Footloose)』に影響を与えています。
映画 『フラッシュダンス』 original sound track 1983.
映画 『フットルース』 original sound track 1984.
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