『 黄色いリボン(She Wore a Yellow Ribbon)』ジョン・フォード監督とジョン・ウェイン主演による騎兵隊三部作の2作品目

公開日:  最終更新日:2022/06/30

ジョン・フォード(John Ford)監督、主演、ジョン・ウェイン(John Wayne)の映画『 黄色いリボン(She wore a Yellow Ribbon)』は1949年のアメリカ作品です。映画で使用された曲の原曲は1830年頃に作曲された古い民謡が基礎となっていて「黄色いリボンを首の巻いているのは恋人がいる印」というメッセージ・ソングでした。

映画 『 黄色いリボン 』 opening credits Theme Music by Film 1949.

映画 『 黄色いリボン 』はソニー・ミュージック・エンターテイメントにより2022年6月時点でブロックされています。

原曲をルシアン・ゲイリードとリチャード・ヘイジマン(Richard Hageman)が編曲し、映画の至る部分で使われています。クレジットではリチャード・ヘイジマンの名前だけクレジットされていてルシアン・ゲイリードという人物の詳細はわかりません。

映画 『 黄色いリボン 』 予告編 Trailer  1949.

原作はジェームズ・ワナー・ベラ(James Warner Bellah)が書いた短編小説で「記録なき作戦行動」と言います。この小説をもとに1948年の映画『 アパッチ砦(Fort Apache)』、『黄色いリボン(She wore a Yellow Ribbon)』、1950年の映画『 リオ・グランデの砦(Rio Grande)』が製作されます。監督はすべてジョン・フォード(John Ford)、主演も3作品すべてジョン・ウェイン(John Wayne)です。

映画 『 アッパチ砦 』 original sound track  1948.

映画 『 リオ・グランデの砦 』 original sound track  1950.

この3作品を「騎兵隊三部作」と総称しますが、『 アパッチ砦 』と『 リオ・グランデの砦 』におけるジョン・ウェインの役名はカービー・ヨークで同じですので継続性があると言えます。『 黄色いリボン 』での役名はネイサン・ブリトルズ大尉で継続性がありません。

主題歌となったShe Wore a Yellow Ribbonは19世紀にイギリスで生まれた民謡All Around My Hatに由来するという説もあります。本来はYellowではなくwillow(柳のこと)が口伝えで伝承されていくうちに変わってしまったと言われています

映画 『 駅馬車』 original sound track  1939.

映画 『 駅馬車(Stagecoach)』の主題歌「淋しい草原に埋めてくれるな(Bury Me not on the Lone Prairie)」もアメリカの古い民謡をリチャード・ヘイグマン(Richard Hageman)が編曲したものです。

1954年のエリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor)主演映画『 ラプソディー(Rhapsody)』では俳優として出演しています。

映画 『 ラプソディー 』 original source 1954.

下にある映画『 黄色いリボン 』ポスターはレンタル・サイトのTSUTAYAディスカスでこの作品を検索する際に間違えないよう同作品に直接移行いたします。またサイト内には『あらすじ』及び作品情報、スタッフ・キャスト情報が閲覧できます。ご活用ください。

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