『明日に向かって撃て(Butch Cassidy and the Sundance Kid)』 永遠の名曲「雨にぬれても」

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実在した銀行強盗ブッチ・キャンディとザ・サンダ-ス・キッドの実話を映画化したのが1969年のアメリカ映画『明日に向かって撃て(Butch Cassidy and the Sundance Kid)』です。当初はポール・ニューマン(Paul Newman)とスティーブ・マックイーン(Terence Steven McQueen)が製作兼、共演の予定でしたが、無名のロバート・レッドフォード(Charles Robert Redford)がマックイーンに代わり抜擢されました。また映画『卒業(The Graduate)』のキャサリン・ロス(Katharine Ross)が助演しています。

映画『明日に向かって撃て』予告編 Trailer 1969年

音楽を担当したのは作詞、ハル・デヴィッド(Hal David)作曲、バート・バカラック(Burt Bacharach)で映画内でポール・ニューマンとキャサリン・ロスが自転車に乗りデートをしている動画を観ながらイメージを膨らませて書き上げたそうです。1970年のアカデミー歌曲賞を受賞しています。

曲のタイトルは「雨にぬれても(Raindrops keep Fallin’on My Head)」と言います。あまりにも有名な曲ですが製作当初は歌ってくれる歌手がみつからずことごとく拒絶されました。オリジナルで歌っているのはB・Jトーマス(Billy Joe Thomas)です。

映画『明日に向かって撃て』より「雨にぬれても」original source 1969年

映画『明日に向かって撃て』original sound track 1969年

実はこの映画『明日に向かって撃て』は公開当時はあまり評判が良くありませんでした。西部劇の延長線上にある映画ではなくアメリカン・ニュー・シネマの名作です。楽曲は年間ビルボード・チャートの第4位でした。4年後の1973年にはポール。ニューマンとロバート・レッドフォード共演で名画『スティング(The Sting)』が公開されています。

映画『スティング(The Sting)』より「エンターテナー」original sound track

この映画『明日に向かって撃て』の作曲者、バート・バカラックは1981年にクリストファー・クロス(Christpher Cross)が歌って大ヒットした「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」を作曲しています。この楽曲は映画『ミスター・アーサー(Arthur)』の主題歌になっています。

映画『ミスター・アーサー(Arthur)』original sound track 1981年

楽曲名は「Artur’s Theme(Best That You can do)」といいます。なぜか作詞、作曲ともに4名の共作とクレジットされていますが、作詞がクリストファー・クロス、作曲者はバート・バカラックで彼の後期最高傑作でしょう。

下にある映画『明日に向かって撃て』ポスターはレンタル・サイトのTUTAYAディスカスでレンタルする際に間違えないよう同作品に直接移行いたします。またサイト内にある「関連動画」ではこの映画の一部が無料配信されております。ご活用ください。

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