『 さよならをもう一度(Goodbye Again / Aimez-vous Brahms?)』フランソワーズ・サガンの小説「ブラームスはお好き」の映画化

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フランソワーズ・サガン(Françoise Sagan)が1959年に発表した小説「ブラームスはお好き(Aimez-vous Brahms)」を映画化したものが1961年のフランス・アメリカ合作作品である『 さよならをもう一度(Goodbye Again / Aimez-vous Brahms?)』です。 フランソワーズ・サガン が23歳にときに書き上げた小説になります。

映画 『 さよならをもう一度 』 予告編 Trailer  1961.

監督はアナトール・リトヴァック(Anatole Litvak)でロシア生まれの人物です。アナトール・リトヴァークと表記されることもありますが同じ人物です。出演はイングリッド・バーグマン(Ingrid Bergman)、相手役にイヴ・モンタン(Yves Montand)、年上の女性を愛してしまう青年をアンソニー・パーキンス(Anthony Perkins)が演じていて、この作品によって第14回カンヌ国際映画祭の男優賞を受賞しました。

映画 『 さよならをもう一度 』 opening Theme Music  1961.

音楽を担当したのはジョルジュ・オーリック(Georges Auric)で主題曲の Theme of Goodbye Again はブラームスの交響曲第3番第3楽章をアレンジしたものが使われています。この曲は1883年に作曲されていてブラームスの交響曲のなかで最も演奏時間が短い曲です。自筆の譜面にPoko allegrettoの記述があり曲名と勘違いしますが「ほんの少しだけひかえめに陽気な感じのテンポで演奏を・・・」という意味です。

映画 『 さよならをもう一度 』 Main Theme  1961.

キャバレーの歌手が歌う Love is just a word は出演しているダイアン・キャロル(Diahann Carroll)が歌っています。作曲者はジョルジュ・オーリックです。ジョルジュ・オーリックはジャン・コクトー(Jean Cocteau)が映画製作を始めたのをきっかけにして映画音楽の作曲を開始します。

映画 『 さよならをもう一度 』 Love is just a word   by  Diahann Carroll  1961.

1945年のジャン・コクトー監督作品『 美女と野獣(La Belle et la Bête)』の音楽を担当したのもジョルジュ・オーリックです。また1952年の映画『 赤い風車(Moulin Rouge)』の主題曲「 ムーラン・ルージュの歌(The song from Moulin Rouge)」はジョルジュ・オーリックを代表する楽曲です。

映画 『 美女と野獣 』opening credits Theme Music  1945.

映画 『 赤い風車 』ムーラン・ルージュの歌  1952.

下にある映画 『 さよならをもう一度 』の画像はレンタル・サイトのTSUTAYAディスカスにおける同作品に直接移行いたします。サイト内にはスタッフ・キャスト情報 あらすじ レビュー投稿文章もございますのでご参考いただけると思います。ご活用ください。

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