『 8 1/ 2(はっか、にぶんのいち:Otto e mezzo)』人生はお祭りだ、一緒に過ごそう!

公開日:  最終更新日:2022/11/02

監督であるフェデリコ・フェリーニ(Federico Felline)の単独、8作品目である事から 8が用いられていて、共同監督により製作した1950年の映画『 寄席の脚光( Luci del varietà/ Variety Lights)』を1/2として映画のタイトルを『8 1/2 (Otto e mezzo)』と付けました。映画の内容を全く表わしていないタイトルです。

映画 『 8 1/2 (Otto e mezzo)』 予告編 1963.

音楽を担当したのはニーノ・ロータ(Nino Rota)、出演者は主人公グイドをマルチェロ・マストヤンニ(Marcello Mastroianni)、ほか「映画史上、最もセクシーな女優の一人」と言われていたアヌーク・エーメ(Anouk Aimée)、クラウディア・カルディナーレ(Claudia Cardinale)です。主要な俳優も監督も偶然ですがファースト・ネームとラスト・ネームのイニシャルが同じアルファベットになります。(F・F、M・M、A・A、C・Cです。)

映画 『 8 1/2 (Otto e mezzo)』 opening credits film  1963.

映画製作が決まり、撮影が始まろうとしていても、決まっていた設定は主人公グイドが40歳を過ぎている男で、何事に対しても自身が持てず、生きづらさを身に持つ人間である。という部分だけでした。フェデリコ・フェリーニは製作を途中で投げ出したくなり中止、降番を願い出る手紙も書いたとされています。

映画 『 8 1/2 (Otto e mezzo)』 original sound track  1963.

製作に行き詰まり苦悩した結果、主人公クイドを「いまの自分自身、監督フェデリコ・フェリーニ」にしました。これにより主人公クイドの職業は映画監督となり、現実と妄想が頭の中で交錯ながら映画を作り続ける表現方法になりました。

映画 『 8 1/2 (Otto e mezzo)』 ending credits Theme  Music 1963.

この映画『 8 1/2 (Otto e mezzo)』の予告編は本編クランク・アップ後に製作されていて、本編から抜粋した動画ではありません。予告編の出来具合が良かった事で逆に本編のエンディングが撮影されなおした経緯があります。当初のエンディング・シーンは撮影済みでしたが使用されることなく、お蔵入りしました。保管されていたはずでしたが現在でも発見されていません。

映画 『 8 1/2 (Otto e mezzo)』 Ending Scene  1963.

下にある映画『 8 1/2 (Otto e mezzo)』はレンタル・サイトのTSUTAYAディスカスにおける同作品に直接移行いたします。サイト内にはスタッフ・キャスト情報、並びにあらすじの記載もございます。レビュー投稿文もご参考になると思います。ご活用ください。

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