『 幸せはパリで(The April Fools)』バカラック・サウンドと言われた楽曲が映画に彩を加えている作品。

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映画『 幸せはパリで(The April Fools)』は1969年のアメリカ作品です。『 幸せはパリで 』というタイトルですがパリの街でのロケーションはされていません。監督はスチュアート・ローゼンバーグ(Stuart Rosenberg)、音楽を担当したのはマーヴィン・ハムリッシュ(Marvin Hamlisch)とバート・バカラック(Burt Bacharach)です。

映画『 幸せはパリで 』 予告編 Trailer 1969.

映画の中で主題歌 The April Fools を歌っているのはディオンヌ・ワーウィック(Dionne Warwick)です。オリジナル・サウンド・トラック盤の発売もありますが、レーベルの違いからディオンヌ・ワーウィックのテイクは挿入されませんでした。

映画『 幸せはパリで 』 The April Fools by Dionne Warwick

映画『 幸せはパリで 』 Film  The April Fools  1969.

曲名は The April Fools と言い、作曲はバート・バカラック、作詞はハル・デヴィッド(Hal David)のコンビです。この2人は2011年にコンビとしてポピュラー音楽で世界に大きく貢献した音楽家に贈られるガーシュウィン賞を受賞しています。

1969年に公開された映画『 明日に向かって撃て!(Butch Cassidy and the Sundance Kid)』の主題歌『 雨にぬれても(Raindrops keep fallin’ On My Kid)』はバート・バカラックとハル・デヴィッドの代表曲と言えるでしょう。第42回アカデミー主題歌賞を受賞しています。

映画『 明日に向かって撃て 』 Raindrops keep fallin’ On My Kid 1969.

主演は映画『 酒とバラの日々 (Day of Wine and Roses)』でシリアスなアルコール依存症者を演じたジャック・レモン(Jack Lemmon)とフランスを代表する女優、映画『 シェルブールの雨傘 (Les Parapluies de Cherbourg)』のカトリーヌ・ドヌーヴ(Catherine Deneuve)です。シャーリー・マクレーン(Shirley MacLaine)が出演する予定でしたがスケジュールが合わず、フランス人女優のカトリーヌ・ドヌーヴがオファーされました。彼女にとって初のアメリカ作品出演になります。

映画『 酒とバラの日々 』 opening credits Theme Music 1962.

映画『 シェルブールの雨傘 』 opening credits Theme Music 1964.

バート・バカラックは1966年には映画『 紳士泥棒 大ゴールデン作戦(After the Fox)』という映画の音楽を担当しています。主演が『 ピンクパンサー 』シリーズのピーター・セラーズ(Peter Sellers)ですので、オープニングのアニメーションがよく似ています。

映画『 紳士泥棒 大ゴールデン作戦 』 opening credits Theme Music 1966.

映画『 幸せはパリで 』は長い間、DVD化されていませんでしたが2017年に発売されました。バート・バカラックはこの作品では主題歌の The April Fools と「小さな願い(I say a little prayer)」の2曲を提供しています。映画に対し効果的に音楽が使われていてバカラック・サウンドと言われていた時代を象徴する作品になっています。

映画『 幸せはパリで 』 I say a little prayer  sing by Susan Barrett(スーザン・バレット)1969.

下にある映画『 幸せはパリで 』はレンタル・サイトのTSUTAYAディスカスにおける同作品に直接移行いたします。サイト内にはスタッフ・キャスト情報、あらすじに加え、ご覧になられた方からのレビュー投稿もございますのでご活用ください。

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