『 洋上のロマンス（Romance on the High Seas）』歌手、ドリス・デイの初出演作品

映画『 洋上のロマンス（Romance on the High Seas）』は1948年のアメリカ作品です。ミュージカル作品でコミカルな作風です。この作品がドリス・デイ（Doris Day）にとって映画デビューになります。主演作品と言っても良いと思いますが、クレジットは4番目です。

映画『 洋上のロマンス 』 予告編 Trailer 1948.

監督はハンガリー生まれのマイケル・カーティス（Michael Curtiz）で、ハンガリー時代はプロパガンダ映画を作っていた事もありました。1927年にアメリカに渡り、ハリウッドで映画製作を始めます。1942年の映画『 カサブランカ（Casablanca）』でアカデミー監督賞を受賞しています。

映画『 カサブランカ 』予告編 Trailer 1942.

マイケル・カーティス監督の最大の功績は女優になる思いが全くなかった歌手、ドリス・デイをこの映画『 洋上のロマンス 』に主演させた事です。歌手としては「センチメンタル・ジャーニー（Sentimental Journey）」などの大ヒット曲をすでに持っていたドリス・デイでしたが、俳優になる気は全くありませんでした。

映画『 洋上のロマンス 』 opening credits Theme Music  1948.

音楽を担当したのは作詞、サミー・カーン（Sammy Cahn）、作曲、ジュール・スタイン（Jule Styne）のコンビです。挿入歌の It’s Magic はアカデミー歌曲賞にノミネートされました。

映画『 洋上のロマンス 』 It’s Magic by Doris Day 1948.

映画内では9曲が挿入されています。すべてサミー・カーンとジュール・スタインによるものです。なお、ジュール・スタインはジュリー・スタインと表記されている場合がありますが同一人物です。

映画『 洋上のロマンス 』 I’m in Love  by  Doris Day  1948.

映画『 洋上のロマンス 』 Film It’s Magic by Doris Day 1948.

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