『ベニスの愛(Anonimo Veneziano)』ぼくの作曲と演奏にはぼくの作品だとわかる特色をつける。
映画『ベニスの愛(Anonimo Veneziano)』は1970年のイタリア作品で監督:エンリオ・マリア・サレルノ(Enrio Maria Salerno)、出演:フロリンダ・ボルカン(Florinda Bolkan)、トニー・ムサンテ(Tony Musante)になります。
映画 『 ベニスの愛 』 予告編 Trailer 1970.
音楽を担当したのはステルヴィオ・チプリアーニ(Stelvio Cipriani)です。クレジットではチプリアーニのほかジョルジオ・ガスリーニ(Giorgio Gaslini)の名前もあります。
映画 『 ベニスの愛 』Main Theme original sound track 1970.
映画 『 ベニスの愛 』Tempo al Tempo original sound track 1970.
映画 『 ベニスの愛 』Maquillage original sound track 1970.
映画 『ベニスの愛』Amore con Pietà original sound track 1970.
ステルヴィオ・チプリアーニはイタリア・ローマ出身の作曲家で、同じイタリアの作曲家エンニオ・モリコーネ(Ennio Morricone)の影響を強く受けています。この映画『ベニスの愛』の楽曲が評価され世界的な音楽家としての知名度を得ました。1976年の映画『ラストコンサート(Dedicato a una stella)』の美しいメロディーもステルヴィオ・チプリアーニの代表曲とされています。
映画 『 ラストコンサート 』Stella~Main Theme original sound track 1976.
映画 『 ラストコンサート 』 original sound track 1976.
映画 『 ラストコンサート 』Ending Theme original sound track 1976.
映画『 ベニスの愛 』はイタリアのアカデミー賞にあたるナストロ・ダルジェット作曲賞を受賞しており、映画に使用されている楽曲に歌詞はありませんが美しいメロディであることからカバーバージョンが多数製作され、あとから歌詞がつけられてレコーディングされています。
エンニオ・モリコーネの影響を受けている楽曲としては1966年の映画『ガン・クレイジー(The Bounty Killer)』、1971年の映画『血みどろの入り江(Reazione a catena / Ecologia del delitto)や1972年の映画『 処刑男爵(Gli orrori del castelle di Norimberga)』が挙げられます。
映画 『ガン・クレイジー』 original sound track 1966.
映画『血みどろの入り江 』 original sound track 1971.
映画『血みどろの入り江 』 original sound track 1971.
映画『血みどろの入り江 』 Main Theme original sound track 1971.
映画『 処刑男爵 』 original sound track 1972.
哀愁にみちたメロディや、すがすがしく爽やかな楽曲にスキャットを加えた創作、ジャズの要素を取り入れた楽曲など多彩であり1974年の映画『Cani arrabbiati / Rabit Dogs 日本未公開のため邦題が存在しません)』ではジャズ風なアレンジを取り入れています。
映画『 Cani arrabbiati / Rabit Dogs 』 original source 1974.
1970年にフランシス・レイ(Francis Lai)が音楽を担当した映画『ある愛の詩(Love Story)』のメイン・テーマ曲が『ベニスの愛』のメイン・テーマ曲に似ていることは有名ですが作曲・発表されたのは『ベニスの愛』のほうが先になります。
映画 『ある愛の詩 』 original sound track 1970.
映画『 ベニスの愛 』はレンタル・サイトのTUTAYAディスカスでは取り扱いがございません。
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