『 ショウ・ボート(Show Boat)』オールマン・リバーはすべてを知っていて、ただ流れていくだけ

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  • 映画 『 ショウ・ボート(Show Boat)』に使用された ウィリアム・ウォーフィールド(Willam Warfield) の歌う OL’Man River はアメリカ合衆国ではyou-tubeでブロックされています

1929年、1936年に映画化されたエドナ・ファーバー(Edna Ferber)女史の同名小説をリメイクしたものが1951年製作『ショウ・ボート(Show Boat)になります。1956年の映画『ジャイアンツ(Giant)』もエドナ・ファーバーの小説を映画化したものです。1929年に製作された映画『 ショウボート 』はミュージカル作品ではありませんが、元々は1927年にブロードウェイで初演されたものであり、初演時から音楽は作曲:ジェローム・カーン(Jerome Kern)、作詞と脚本をオスカー・ハマースタインⅡ世(Oscar Hammerstein Ⅱ)が担当しています。

映画 『 ショウ・ボート 』 予告編  Trailer  1951.

監督はジョージ・シドニー(George Sidney)でエドナ・ファーバーの小説をオスカー・ハマースタインⅡ世が加筆、修正して製作されています。劇場船コットンプロッソムを舞台にしたブック・ミュージカル(Book musical)の第1号作品とされていて内容も当時としては異例の異人種間による恋愛を描いています。人種差別を扱った内容とも言えます。この作品以前のミュージカルには全編をとおして一貫性がない、いわゆるストーリー性を持たないものであり、現在でもブックレス・ミュージカルはCatsなどで引き継がれています。

映画 『 ショウ・ボート 』 オールマン・リバー original source  1951.

映画 『 ショウ・ボート 』 オールマン・リバー original source 1936.

黒人船員で荷役作業員ジョーを演じたウィリアム・ウォーフィールド(Willam Warfield)はこの映画『 ショウ・ボート 』の前年1950年に歌手としてデビューし、ヨーロッパの地における初の黒人歌手とされています。映画出演はこの作品のみのようです。挿入歌「オールマン・リバー(OL’Man River)は年老いた河(ミシシッピ川)を意味しています。

映画 『 ショウ・ボート 』 メイク・ビリーブ  original source  1951.

挿入歌Make Believe(空想してごらん)はハワード・キール(Howard Keel)とキャスリン・グレイソン(Kathryn Grayson)が歌っています。

映画 『 ショウ・ボート 』 あの人を愛さずにはいられない  original source  1951.

挿入歌Can’t Help Lovin’ That Man (あの人を愛さずにはいられない)とBill(ビル)はエヴァ・ガードナー(Ava Lavinia Gardner)が歌っているパートですが吹き替えられていて歌っているのはアネット・ウォーレン(Anntte Warren)です。エヴァ・ガードナーはフランク・シナトラ(Frank Sinatra)と婚姻関係にあった時代があります。

映画 『 ショウ・ボート 』 Bill  original source  1951.

下にある映画『 ショウ・ボート 』ポスターはレンタル・サイトのTUTAYAディスカスでこの作品を検索する際に間違えないよう同作品に直接移行いたします。またサイト内には『あらすじ』及び作品情報、スタッフ・キャスト情報が閲覧できます。ご活用ください。1936年版のレンタルもありますがリンクは1951年作品になります。

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