『 アメリカン・ビューティー（American Beauty）』20年間眠っていて、ようやく目が覚めた恋の顛末。

映画 『 アメリカン・ビューティー（American Beauty）』は1999年のアメリカ作品です。娘の同級生に恋をする中年男性と、アメリカの神話的な中流家庭のしあわせの脆さを描いた映画でアメリカ・アカデミー賞において監督賞、作品賞、主演男優賞など7部門を受賞しました。

映画『 アメリカン・ビューティー 』 予告編 Trailer 1999.

監督のサム・メンデス（Sam Mendes）にとっては初の映画監督作品です。音楽を担当したのはトーマス・ニューマン（Thomas Newman）で、いわゆるニューマンファミリー一族になります。父親はMGMのメインテーマを作曲したアルフレッド・ニューマン（Alfred Newman）です。

映画 『 アメリカン・ビューティー 』opening credits Theme Music 1999.

アルフレッド・ニューマン作曲 MGM オープニング・テーマ曲 & 『 風と共に去りぬ 』original sound track

トーマス・ニューマンは映画００７シリーズの主題曲を２１世紀に入ってから担当しています。ここでは『 不滅の２０世紀洋画音楽集 』と銘打っていますので紹介は致しません。

映画 『 アメリカン・ビューティー 』を製作するにあたりスティーヴン・スピルバーグ監督から助言をもらったサム・メンデスは画像を3パターンに分けて構成させています。なお、「アメリカン・ビューティー」とはバラの品種名で、これを映画のタイトルにしています。

映画 『 アメリカン・ビューティー 』 Film 1999.

サバービア（suburbia）という英語で表現される郊外の住宅地に住む家庭は、みな理想的で平穏な暮らしを送っているというイメージを覆したもので1980年にロバート・レッドフォード（Robert Redford）がやはり、初監督した映画『 普通の人々（Ordinary People）』に似ています。サム・メンデス監督も「普通の人々を意識して製作した。」と語っていました。

映画 『 普通の人々 』 予告編 Trailer 1980.

映画『 普通の人々 』 opening Theme Music 1980.

映画 『 アメリカン・ビューティー 』の出演者はケヴィン・スペイシー（Kevin Spacey）、アネット・ベニング（Annette Bening）、ソーラー・バーチ（Thora Birch）などです。ケヴィン・スペイシーはこの作品でアカデミー主演男優賞を受賞しました。

映画『 アメリカン・ビューティー 』 ending scene 1999.

下にある映画『 アメリカン・ビューティー 』の画像はレンタル・サイトのTSUTAYAディスカスにおける同作品に直接移行いたします。サイト内にはスタッフ・キャスト情報 あらすじに加え鑑賞された方からのレビュー投稿文も134ございました。参考になると思いますのでご活用ください。