『天使にラブ・ソングを…(Sister Act)』世界中に笑顔を与えたWhoopi GoldBerg

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映画『天使にラブ・ソングを…(Sister Act)』は1992年のアメリカ作品で主演は『ゴースト/ニューヨークの幻(Ghost)』でイカサマ臭い占い師をみごとに演じたウーピー・ゴールドバーグ(Whoopi GoldBerg)です。

映画 『天使にラブ・ソングを…』 予告編 1992.

1990年に公開された映画『ゴースト/ニューヨークの幻』では準主演のデミ・ムーア(Demi Moore)をおさえてアカデミー助演女優賞を獲得しました。

映画 『ゴースト/ニューヨークの幻』 original sound track 1990.

ウーピー・ゴールドバーグは1985年のスティーヴン・スピルバーグ(Steven Spielberg,)監督作品『カラー・パープル(The Color Purple)』の主演として映画界にデビューします。この映画の原作者であるアリス・ウォーカー(Alice Malsenior Wolker)がサンフランシスコの舞台に立っていたウーピー・ゴールドバーグを見つけて主演へと導きました。

映画 『カラー・パープル』 original sound track 1985.

映画『天使にラブ・ソングを…』はアメリカでは6か月間というロング・ラン公開となりウーピー・ゴールドバーグの地位を不動のものとしました。エミー賞、トニー賞、アカデミー賞、グラミー賞のすべてを受賞した女優であり、なおかつアカデミー賞授賞式の司会を女性として初めて務めたのも彼女です。

この “I will follow Him” はポール・モーリア(Paul Mauriat)がデル・ローマという偽名を使ってフランク・プゥルセル(Franck Pourcel)と共同で作曲したもので「愛のシャリオ(Chariot)」もしくは “I will follow him” イタリア語で”Sul mio carro”という曲名でヒットした1961年の曲です。

映画 『天使にラブ・ソングを…』 より I will follow Him 1992.

元々はインストゥルメンタルであった曲にノーマン・ギンベル(Norman Gimbel)が歌詞をつけペギー・マーチ(Little Peggy March)というアメリカの歌手がヒットさせたものです。本来は “I will follow him” ですが、Him とHを大文字にしてキリスト教の主を表わしています。

映画 『天使にラブ・ソングを…』 より Hail Holy Queen  1992.

” Hail Holy Queen” はグレゴリオ聖歌で本当の曲名は” Hail Holy Queen enthroned above”です。ラテン語で歌われているパートのサルヴァ・レジーナ(Salve regina)とはキリスト教聖家のアンティフォナのことです。

映画 『天使にラブ・ソングを…』 より My Guy (My God) 1992.

“My Guy” はスモーキー・ロビンソン(Smoky Robinson)が作詞・作曲したものでメリー・ウェルズ(Mary Wells)が歌い1964年の全米年間チャート6位の曲が原曲になります。

この映画『天使にラブ・ソングを』は当初、ベット・ミドラー(Bette Midler)を主演にする構想から始まっていました。また、脚本家としてのクレジットがジョセフ・ハワードになっていますが、これは偽名でありポール・ラドニック(Paul M. Rudnick)のことになります。

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