『 吸血鬼(The Fearless Vampire Killers / Dance of the Vampires)』殺害され、短い生涯だった女優 シャロン・テートの代表作品

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映画『 吸血鬼(The Fearless Vampire Killers / Dance of the Vampires)』は1967年のアメリカ作品でホラー映画なのですが喜劇作品でもあります。監督はフランス出身のロマン・ポランスキー(Roman Polanski)です。彼の母親はアウシュヴィッツ強制収容所で虐殺されています。

映画 『 吸血鬼 』 予告編 Trailer 1967.

音楽を担当したのはポーランドを代表するジャズ・ピアニストであったクリストファー・コメダ(Christopher Komeda)です。本名はクシシュトフ・トルチンスキ(Krzysztof Trzcinski)と言い、ポーランド作品の映画におけるクレジットではクシシュトフ・コメダ(Krzystof Komeda)になります。1962年のポーランド作品映画『 水の中のナイフ(Nóż w wodzie)』におけるオープニング・クレジットを観れば容易にわかります。

映画 『 水の中のナイフ 』 opening credits Theme Music 1962.

もともとは医者でしたが、ジャズ・マンとしてヨーロッパで活躍するようになり、やがて映画音楽も作曲するようになります。1968年のアメリカ映画『 ローズマリーの赤ちゃん(Rosemary’s Baby)』もクリストファー・コメダによる作曲です。1968年12月に歩行中に転倒し頭部を強打、翌年、ポーランドで死去しました。37歳でした。

映画 『 ローズマリーの赤ちゃん 』 opening credits Theme Music 1968.

映画『 吸血鬼 』の出演者には監督であるロマン・ポランスキーのほかジャック・マッゴーラン(Jack MacGowran)、1954年の映画『 卑怯者の勲章(The Americanization of Emily)』がデビュー作になるシャロン・テート(Sharon Tate)が出演しています。映画『 卑怯者の勲章 』は主演したジュリー・アンドリュース(Dame Julie Andrews)、ジェームズ・ガーナー(James Garner)共に「出演作の中で1番好きな作品」だそうです。

映画 『 卑怯者の勲章 』予告編 Trailer  1954.

映画『 吸血鬼 』の監督であるロマン・ポランスキーと出演者であるシャロン・テートはこの作品がきっかけとなって1968年に結婚します。

映画 『 吸血鬼 』 opening credits Theme Music 1967.

映画 『 吸血鬼 』 Dance Scean by Vampire  Film 1967.

シャロン・テートは1969年8月9日、第1子となる子を妊娠していましたが、カルト集団の3人組によって自宅で殺害されてしまいました。この日、殺人現場となった自宅には4年後、世界的カンフー映画スターとなるブルース・リー(Bruce Lee)も招待されていましたが訪問していません。また、この殺人事件は殺害する相手を間違えての犯行でした。シャロン・テート、享年26歳でした。

シャロン・テート 最後の作品  The Thirteen Chairs (1969. 日本未公開 死後公開)

下にある映画『 吸血鬼 』の画像はレンタル・サイトのTSUTAYAディスカスにおける同作品に直接移行いたします。サイト内にはスタッフ・キャスト情報、あらすじ、ご覧になられた方からのユーザー・レビュー投稿文もたくさんございます。ご活用ください。

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