『 エレファント・マン(The Elephant Man)』同情は悪で友情は愛であると言えるだろうか?

公開日:  最終更新日:2022/09/21

映画 『 エレファント・マン(The Elephant Man)』は1980年公開のイギリス・アメリカ合作作品で、実在したジョセフ・メリック(Joseph Carey Merrick : 映画内ではジョン・メリックに改名されています。)の半生を描いています。監督はデヴィッド・リンチ(David Lynch)、音楽はジョン・モリス(John Morris)が担当しました。

映画 『 エレファント・マン 』 予告編 Trailer  1980.

ジョセフ・メリック(Joseph Carey Merrick)は1862年8月5日、イギリスで、ごくで普通に生まれました。生後21週目から口の下に硬い腫れものが出現し全身に広がっていきました。現代医学ではプロテウス症候群とされています。

映画 『 エレファント・マン 』 Main Theme  original sound track  1980.

ジョセフ・メリックが22歳であった1884年、プロテウス症候群のため左腕を除いたほぼ全身が極度に変形、膨張したことからエレファント・マン(半人、半象)として見世物小屋で働くようになりました。

映画 『 エレファント・マン 』 opening credits Theme Music 1980.

ジョセフ・メリックは救貧院での生活から抜け出すために自分から見世物興行師に手紙を送り、エレファント・マンとしてイギリス各地を巡演する生活を送るようになります。ロンドンでの巡演の際に医師であるフレデリック・トレヴェスに出会い診察を受けるようになっていきました。この医師が残した回想録を基に戯曲化され、映画『 エレファント・マン 』が製作されました。

映画 『 エレファント・マン 』Train Station Scene  1980.

映画 『 エレファント・マン 』 Last Sleep Scene  1980.

1896年4月11日、ジョセフ・メリックは頭頸部が極度に肥大していたにもかかわらず仰向きに寝ようと体制を変える事を試み、頸椎を脱臼し死亡しました。遺体は標本化されましたが第二次世界大戦によって消失してしまいました。

映画 『 エレファント・マン 』の出演者はジョン・エメリックをジョン・ハート(Sir John Vincent Hurt)、医師、フレデリック・トレヴェスをアンソニー・ポプキンス(Sir Anthony Hopkins)、ほかアン・バンクロフト(Anne Bancroft)、ジョン・ギールグッド(Sir John Gielgud)が出演しています。1981年のアカデミー賞8部門にノミネートされましたがオスカーの受賞はありませんでした。2004年にはニュー・プリント版、2020年には4K修復版が製作されリバイバル上映されています。

映画 『 エレファント・マン 』Adagio for Strings  original sound track  1980.

「弦楽のためのアダージョ(Adagio for Strings)」はサミュエル・バーバー(Samuel Barber)が作曲したものでジョン・F・ケネディの葬儀で使用され有名になった楽曲です。1986年の映画『 プラトーン(Platoon)』にも使われています。

下にある映画 『 エレファン・マン 』の画像はレンタル・サイトのTSUITAYAディスカスにおける同作品に直接移行いたします。同名作品が2つ存在いたしますがリ・マスター版ではなく日本における藤原達也主演の舞台版です。サイト内にはスタッフ・キャスト情報 あらすじに加えレビュー投稿文も沢山ございますのでご参考いただけると思います。ご活用ください。

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