『鞄を持った女(La Ragazza con la Valigia)』 若い未亡人との結ばれぬ純愛
映画『鞄を持った女(La Ragazza con la Valigia)』は1961年のイタリア作品で音楽を担当したマリオ・ナシンベーネ(Mario Nascimbene)は当時のイタリア映画音楽界ではニーノ・ロータ(Nino Rota)と並ぶ2大巨匠と言われていました。
映画『鞄を持った女』 original sound track 1961.
映画 『 鞄を持った女 』 Film 1961.
主演は当時、まったく無名であったクラウディア・カルディナーレ(Claudia Cardinale)を起用し2年後、映画『ブーベの恋人 (La ragazza di Bube) 』で大女優の仲間入りを果たすことになります。
映画『 ブーベの恋人 』 original sound track 1963.
1969年には映画『SOS北極…赤いテント(The Red Tent )』でショーン・コネリー(Sir Thomas Sean Connery)と共演、『ピンクパンサー』シリーズの第1弾であった映画『ピンクの豹』にも出演しています。
この時代の大女優をアルファベットの頭文字で表すとMMはマリリン・モンロー、BBがブリジット・バルドー、そしてCCがクラウディア・カルディナーレでした。
映画『SOS…赤いテント』 original sound track 1969年
監督であったヴァレリオ・ズルリーニ(Valerio Zurline)はこの映画『鞄を持った女』が最初のヒット作になり、クラウディア・カルディナーを有名女優にし1966年には映画『国境は燃えている』(Le soldatesse)の監督を務めました。主題曲は同じくマリオ・ナシンベーネです。
映画『国境は燃えている』 original sound track 1966年
1972年にはアラン・ドロン主演で映画『高校教師』(La Prima Notte di Quiete)を製作しましたが、撮影中の演技トラブルが絶えなかったと言われています。のちに日本でドラマ化された「高校教師」のオリジナルでもあります。長年、「アルコール依存症」に苦しみ56歳で死去しました。
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