『エデンの東』輝き続ける愛憎の詩情 ジェームズ・ディーン

公開日:  最終更新日:2019/03/31

1955年公開の『エデンの東』はエリア・カザン監督作品です。

1951年の『欲望という名の電車』ではヴィヴィアン・リーとマーロン・ブランドを起用、さらに1954年の『波止場』でマーロン・ブランドを初めて主役に抜擢しアカデミー主演男優賞に輝かせています。

『エデンの東』の主役もマーロン・ブランドにオファーする予定でしたが、エリア・カザンは無名であったジェームズ・ディーンの演技力に目をつけ主演に起用しアカデミー主演男優賞のノミネートまでされております。

ジェームズ・ディーンは生前『エデンの東』で1度、亡くなったあとも『理由なき反抗』『ジャイアンツ』でアカデミー賞ノミネートされた唯一の俳優です。(合計、3回のノミネートを受けておりますが最優秀賞はありません。)

主題曲の作曲者はレナード・ローゼンマンでビクター・ヤングはオリジナル・サウンド・トラックではありません。

            ビクター・ヤング盤『エデンの東』


しかし、ビクター・ヤング盤の『エデンの東』がオリジナル・サウンド・トラックもしくはオリジナル・スコアーとされております。おそらく映画の大ヒット後に主題曲のレコード化が企画されビクター・ヤングが指名されたのでしょう。映画のオープニングで聴くことができるローゼンマンの曲に加筆・編曲がなされております。

         レナード・ローゼンマンによる『EAST OF EDEN』オリジナル音源

エリア・カザンという監督は新人発掘にかけては第1人者でしょう。『エデンの東』以前にジェームズ・ディーンは脇役で5本出演作がありますがクレジットされているのは1本のみです。

レタスの輸出事業で失敗した父親に現金を渡そうとする映像はジェームズ・ディーンのアドリブをそのまま使用しております。(カメラのセッティングが斜めになってしまった。)また役作りのため、父親役であったレイモンド・マッセイと撮影現場で挨拶も一切せずに異端児をつらぬいております。  スタッフやキャストの全員がプロ意識の上に映像化され今日に残された名画です。

『エデンの東』予告編 East of Eden Trailer 1955年

下段の『エデンの東』ポスターはTUTAYAディスカスでレンタルする際に同様タイトルのものと間違えないように直接リンクがされており、また「関連動画」内では本編予告編が無料で鑑賞できます。

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