『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』1968年製作版は徹底した美への追求
シェイクスピア(William Shakespeare)の戯曲『ロミオとジュリエット(Romeo and Juliet)』の8回目の映画化となる1968年制作の本作品は撮影を全編イタリアでおこない、ロミオ役にレナード・ホワイティング(Leonard Whiting)、ジュリエット役にはオリヴィア・ハッセー(Olivia Hussey)を起用し、主演俳優の容姿に非常にこだわったキャスティングがなされました。
映画『ロミオとジュリエット』 original sound track 1968年
日本でのオリジナル・サウンド・トラック盤は主題曲に台詞を挿入しており、歌が入ります。映画内でも観る事ができるシーンから録音されました。曲名を「What is a Youth」と言います。エピローグとして収録されている楽曲が下段のNino Rota Versionになります。
映画『ロミオとジュリエット』 Nino Rota Version
ジュリエットを演じたオリヴィア・ハッセーは当時16歳で、この映画が事実上の初主演作になります。主演の二人の美貌にこだわり作り上げられた作品ですが、あまりにもイメージが付き過ぎてしまいレナード・ホワイティングもオリヴィア・ハッセーもこの後の出演作に恵まれませんでした。
映画『ロミオとジュリエット』予告編 1968年
映画 『 ロミオとジュリエット 』 Ending Scene Films 1968.
音楽を担当したのはイタリアの巨匠、ニーノ・ロータ(Nino Rota)で、『太陽がいっぱい』や『ゴッド・ファーザー』と並び、この楽曲も20世紀の映画音楽を代表する名曲です。
ニーノ・ロータの楽曲は大きく二通りに分ける事ができます。ひとつはフェデリコ・フェリーニ(Federico Fellini)監督作品に提供した楽曲で、もう一つがそれ以外の映画音楽になります。フェリーニ以外の監督作品に提供した楽曲のうち代表的なものを古い順に紹介します。
映画『戦争と平和』 original sound track 1956年
映画『太陽がいっぱい』 original sound souce 1960年
映画『ゴッド・ファーザー』 original sound track 1972年
映画『ナイル殺人事件』 original sound track 1978年
映画『 ロミオとジュリエット 』Clip 4/7 Film 1968.
下にある映画『ロミオとジュリエット』ポスターはレンタル・サイトのTUTAYAディスカスでレンタルする際に間違えないよう同映画に直接移行いたします。またサイト内にはスタッフ・キャスト情報、あらすじに加えご覧になられた方からのレビュー投稿もございます。ご活用ください。
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